WEBプランナーしている人のブログ

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2016年最重要ラッパー KOHH

2016年最重要ラッパーとして注目されているKOHH。

彼を初めて知ったのはインディペンデントメディアVICEであった。

 

最初は「よくある暗いバックグラウンド背負ってるぜパターンか・・・」と

半ば眠りかけていたが、終盤のライブ映像を観て衝撃が走った。

「なんだこのflowは・・・かっこいい・・・」

Migosを彷彿とさせるゆったりとしたflowに原始的なトラック。

久々に衝撃が走ったラップだった。

色々彼の事を調べていくと私のキャッチアップは大分遅かったらしく、

1stのYelloTapeが出た段階でHIPHOP界では既に話題になっていたとの事。

 

彼は2016年最も重要なHIPHOPアイコンである事は間違いない。

そのルックス

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タトゥー

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そしてラップ

 

このyoutubeを観て頂ければわかるとおり、

海外からのコメントが非常に多い。

彼のスタイルは海外での評価も非常に高い。

greyme.xsrv.jp

 

これはHIPHOP界に留まらない、新しいスターの誕生と言っていいだろう。

この事をクールジャパンなどとくだらないカテゴリーに収めて欲しくないが、

私が予てから主張している、2000年代にグチャグチャにされたHIPHOPの再生なのだと思う。

世界に認められるかっこいいHIPHOPが誕生したのだ。

 

ayabambiやkohhといった、

2010年代後半のJAPANカルチャーは世界を騒がしている。

糞みたいなアニメやJPOPで恥を晒してきた日本。

きゃりーぱみゅぱみゅが本当にクールジャパンなのか?

さぁ本当のクールジャパンを世界に見せてやろうじゃないか。

あやまんJAPAMは死んでない!

かつて一世を風靡したあやまんJAPAN

ぽいぽいぽいぽ ぽいぽいぽぴーは

皆さん聞き覚えがあるのではないだろうか。

 

 

六本木を席巻し、一躍全国区になった彼女たちだが、

メンバーの一人がスチャダラパーBOSEと結婚して以来、

特に目にすることはなかった。

 

しかし、私が先日参加した「第二回芸人ラップ王座決定戦」に

彼女たちが出場していたのだ。

なんとフリースタイルにも出場し、ライブも披露した。

私は彼女達を見てこう思った・・・

 

あやまんJAPANは死んでいない!

 

とにかくライブがよかった、エンターテインメントだった。

入場していきなり怪しい宗教のように

「アーヤマン ヤーマン」を繰り返す。

しかも、客にコールド&レスポンスを求める。

「全員やるまで、やめねぇぞ!」メンバーが叫ぶ。

これに客も応える、会場に不思議な一体感が生まれる。

 

「アーヤマン ヤーマン」

「アーヤマン ヤーマン」

 

そこでHIPHOP的な曲が始まる。

下ネタ全開。

客の手が上がる。まさに興奮状態。

 

客の一人をステージに上げ、服を脱がせる。

フロアのボルテージは最高潮。

 

そこで静かに始まる・・・

「にんにんにん にんにんにん」

フロアが燃える、手がさらにあがる、

そして全員で・・・・

 

「ぽいぽいぽいぽ ぽいぽいぽぴー!!!!

 

これは正にエンターテインメントだった。

マリリンマンソン的な反宗教的要素と

長渕剛的なステージと観客との一体感、

電撃ネットワークに通じる危うさ・・・

いやっこれは何かに置き換えて例える事は出来ない、

それはまさに「あやまんJAPAN」だった

 

彼女たちは死んでいない。

再び日本を席巻する日も近いのではないだろうか。

戦極MCBATTLE feat芸人ラップ王座決定戦第二章に行ってきました。

渋谷Rloungeで開催された戦極MCBATTLE feat芸人ラップ王座決定戦第二章に行ってきました。

芸人がフリースタイルバトルを行うというイベントです。

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MCバトルの出場者は

とろサーモン久保田
レイザーラモンRG
中山功太
中川パラダイス
親方
しみちゃむ
カスタネット
コマツヨシヒロ
BAN BAN BAN山本正剛
MCNABE aka クロスバー直撃渡邊
ジョイマン
あやまんJAPAN

 

そしてライブは

ZORN
晋平太
Jinmenusagi
ACE
MC☆ニガリ
HIYADAM
ライムベリー
あっこゴリラ
あやまんJAPAN

 

となかなかの豪華メンバー。

前売り300枚も即売で、

追加の50枚も即売という盛況ぶり。

当日は会場が6階ということもあり、エレベーターは大混雑。

来場者を見てみるとHIPHOP軸で来ている人とお笑い軸で来ている人がおよそ半々。

※見た目で判断してます。あしからず・・・

これがこのイベントの将来性を感じさせる要素だと思いました。

集客軸が2軸あり、その両方が機能している事は今後の発展性も感じられました。

 

そして、総評・・・・

これは2016年のムーブメントです!!!

さすが芸人、短い文章で笑いを取る技術はさすが。

そして場の空気を的確に読み、rhymeを展開していく技法

ネタに通じる物なのだろう。

そして漫才やコントはリズムがとても大事なので

徹底的にネタのトレーニングを受けている芸人は

ラップの基本スキルもほぼ出来ている。

小節の読み方やビートに対するアプローチは

ラッパーには敵わないが、それを凌駕する面白さがあった。

そう!ただ単純におもしろかった!

お笑いとHIPHOPの2軸で集客力を持ち、

エンターテイメント性も非常に高いこのイベントは

今年注目のイベントです!!!

 

フリースタイルダンジョンも始まっている今。

2016年はHIPHOPにとっては大きな節目となる一年だ。

正直、今の日本では「HIPHOP=ダサい」となっている。 

それを覆すチャンスが今来ている。

地上波でフリースタイルバトルが流れるなんて、2年前までは信じられなかった。

その大きなムーブメントをさらに大きくするイベントになる事は間違いない。

しかし、それではまだ足りない。

 

HIPHOP=カッコイイ」にするにはラッパーが重要だ。

このイベントでライブした、ZORNJinmenusagi、ACEは

HIPHOPアイコンとしても、ラッパーとしても実力充分だ。

彼らがメインストリームで、そのスピンアウトでこのようなイベントがあるべきだ。

そこを間違えると2000年代のHIPHOPのように大手芸能プロダクションにぐちゃぐちゃにされてしまう。

私はその点は少し危険性を感じたが、このイベントは今年、大注目であることには変わりない。

 

あやまんJAPANに関してはこの記事では収まらないので次の記事に記載します!!!

彼女たちは死んでない!!!

 

 

 

【日本語ラップの歴史的名曲】ZORN / My life

ライブで初めて聞いたZORNのMy life。

その時には正直、私の心に刺さる曲ではなかったが、

このPVを見て、その印象は一気に変わった。

華やかなステージの裏では日本のHIPHOPの現状がある。

般若の昭和レコードに所属し、HIPHOP界では知名度のあるZORNであっても

決して煌びやかな日常を送っている訳ではない。

アメリカのHIPHOPの様に酒と女とドラッグに溺れた生活を送れる訳ではない。

それが日本のHIPHOPの現状である。

その事は一般人も認識している。

 

だから、幾ら着飾ったrhymeを綴っても、それは虚構にしか見えない。

粋がってるとしか見えない。「ダサい」としか捉えられない。

 

2000年代のHIPHOPはPOPカルチャーにぐちゃぐちゃにされた。

アイドルが曲の合間に下手なラップし、

お笑い番組のネタにもされた。

練マザファッカ―はお笑いグループなのか?

 

その現状や日常を受け入れ、卑屈にならず、

幸せを感じながら誇りを持ってステージに上がる。

そこにZORNのバイブスが生まれている。

これが本当の日本語ラップなのではないだろうか。

私はこの曲は日本語ラップの歴史的名曲だと思う。